古来から麻は穢(けが)れを祓(はら)う神聖な力があるとされ、しめ縄や鈴緒、お祓いなどの神事に用いられてきました。空間を清め良い氣の流れを生み出す麻が、今またラッキーチャームとして見直されています。
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麻は、赤ちゃんの健やかな生長を願う儀式や、結納・結婚、地鎮祭など日本人の人生の節目、節目にそっと寄り添いながら、大切な役割を果たしてきました。現代生活でも、麻を身近な存在にしてみませんか?
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精麻を割き、縒(よ)り、結ぶ。總總の麻飾りはすべてが手作業です。作り手の想いが作品に宿るため、麻と対峙するときは静謐な心を何より大切に。デザイン創作では麻の声に耳を傾け、イメージを形にします。
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Fascinated by hemp ornaments,the traditional charms passed down from ancient times in Japan
Hemp is natural material that has been supporting the life and culture of Japanese people since ancient times.
Hemp has been considered to purity people who touch it as well as places decorated with it.
Fascinated by such hemp ornaments as lucky charms,Mutsuko Minamii continues to create works with the pleasure of delivering happiness to people as her motivation.
初代總總代表の南井睦子が、2016年に栃木県の麻栽培農家7代目の大森由久さんが主催する、体験農業プログラム『ふれあい縁農』に参加したことから始まります。
麻は古来から、神事は勿論日常生活の色々な部分に溶け込んでいたこと、麻の種蒔きから収穫までの流れや、『体力と熟練の技術、それにプラスして心が宿らないと良い麻農家とは言えない』という様な精神論的な事まで教えて頂き、どんどん麻の魅力に引き込まれて行きました。そしてその麻文化を次の世代に引き継ぐことが、危機的な状況であることを知り、自分が伝統文化の一つである麻の魅力を広める覚悟を決めました。その事によって、人智を超えたパワーが宿り、麻に縁の深い遠見岬神社、そして最強の屋号『總總』の命名者である神主との出会い、独学である麻飾りのアイデアがどんどん湧いてくることや、麻護人の育成講座の仕事で全国を飛び回る生活が始まりました。麻の本質的な使用方法は尊重しながら、より多くの人々に麻の文化に触れて貰うために、ラッキーアイテム的な飾りを数多く考案、発信して人気を得ました。
中でも、麻護人からの縁で、パリのルーブル美術館の地下催事場への出展を機に海外でのワークショップなども想像していました。しかし、病魔に侵され、僅か3年で活動を断念し、道半ばで霊界に旅立ちました。
我々は南井睦子の生き様そのものが、理念と捉え
『心の宿った麻護人を育成し、只々、直向きに、日本の伝統文化である麻の魅力を広める』
という、強い意思を継承し、実践することを總總の理念とします。
2023.10.28‐29
第10回 日本麻フェスティバル in 吉野川
2023年10月28日・29日に徳島県吉野川市で第10回日本麻フェスティバルが開催され、今年も【麻に関する手仕事の実演と物販の販売】に總總として出店いたしました。
徳島の開催ということで、忌部と大麻のかかわりや藍染めとの関係など丁寧に展示されており、我々麻護人も大変勉強になりました。
多くの方が来場され大盛り上がりのフェスティバルでした。
2022.10.29‐30
第9回 日本麻フェスティバル2022 in 鹿沼
10月29日・30日に栃木県鹿沼市で開催された日本麻フェスティバルの【麻に関する手仕事の実演と物販の販売】に總總の麻護人たちが出店いたしました。
訪れたたくさんの方たちに麻の魅力が伝わる、素晴らしいフェスティバルでした。
2019.5.1
令和元年をもって、南井一夫が總總の代表となりました。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
2018.6.9‐10
東国三社・香取神宮のお膝元、情緒あふれる小江戸・佐原にて、總總代表・南井睦子 × 麻護人・むす緋による個展を開催致しました。
古来より、多様な形で日本人の生活の一部として親しんできた麻、現代において失われつつあるその伝統文化の一部を、ご来場くださった多くの皆様にご紹介させていただきました。
2018.6.2
毎週土曜日発行のタウン誌『 エリート情報成田版 』に
總總代表 南井睦子が紹介されました。
2017.10.21-22
フランス・パリのルーブルにて世界のアートが一堂に集まる展示会に、出展しました。日本の麻飾りを海外に紹介できる機会を得ることができ、たくさんの方に興味を持ってご覧いただきました。
こちらのサイトにて、南井睦子が紹介されています。
南井睦子 Profile (English below)
千葉県東金市生まれ/千葉県成田市在住
2016年、栃木県日本麻振興会による体験農業プログラム『ふれあい縁農』に参加。これをきっかけに麻飾りにのめり込む。編み込みデザインを次々と創作し、その評価を高める。
また、古来から染めて使われることがほとんどなかった麻飾りに、カラフルな草木染めを提案。独自の作風を切り拓いている。
麻とふれ合う前は、30年間米づくりを営む。
現在は千葉県成田市を拠点に、北海道、関東、関西、四国方面で麻の魅力を伝えるため、教室やワークショップを精力的に行っている。
Born in Togane City, Chiba Prefecture, Japan.
Resident of Narita City, Chiba Prefecture.
In 2016, she participated in the hands-on farming program
Collaborative Farming held by the Japan Hemp Promotion Society in
Tochigi Prefecture. This experience drew her into the world of hemp ornaments.
She created a succession of braids with new designs and built up a reputation.
She developed her own style by proposing colorful vegetable dyeing for hemp ornaments, which had rarely been dyed since ancient times.
Before encountering hemp, she had been engaged in rice cultivation for 30 years. She is now energetically expanding her area of activity from Narita City,
Chiba Prefecture to Japan's Hokkaido, Kanto, Kansai, and Shikoku regions by holding lessons and workshops to communicate the charms of hemp.
私たち「總總」は、日本の伝統文化を支える国産麻を未来に伝える”麻の伝道師”として、千葉・成田市を活動拠点としながら麻の魅力の発信に努めています。
「總總」という名前は、千葉県勝浦の遠見岬神社の神主さんが命名してくださいました。「總」という字は麻を意味する言葉。千葉はかつて上総、下総と呼ばれたように麻の国だったそうで、 豊かな麻畑が大地に広がる姿をイメージしています。
縁あって「總總」の麻をお飾りいただいている皆さまには、単に飾るにとどまらず、たとえば朝起きたときにお部屋で、あるいは外出する前に玄関先で毎日麻飾りに触れ、ぜひ「氣が整う感覚」を五感で味わっていただきたく存じます。
私自身、麻の仕事に携わるようになってからというもの、良い運気を引き寄せることができ、さまざまな方との良いご縁も広がり、充実した日々を送っています。ご縁をいただいた皆さま、そして麻の持つ力に感謝しています。
ほんの数十年前まで日本の暮らしには、麻が至るところに溶け込んでいました。でも今は意識しないと麻に触れる機会がありません。だからこそ。麻飾りを身近においてほしいのです。良い氣の流れを生み出す麻の力をもう一度、見直してほしい。そんな思いで作品を作っています。
總總代表 南井 一夫
戦前までは日本全国で栽培されていた麻ですが、戦後は認可を受けた農家だけが栽培を続けています。總總の麻飾りは、野州麻栽培農家七代目・大森由久さんの精麻を使用しています。
『野州麻(やしゅうあさ)』は栃木県のブランド麻で、品種改良された無毒の大麻です。
「体力と熟練の技術、それにプラスして心が宿らないと良い麻農家とはいえない」と語る大森さんの精麻に、總總は全幅の信頼を寄せています。
野州麻栽培農家・大森さんの麻畑(2016年撮影)
黄金色に輝く大森さんの精麻
All of Mutsuko Minamii's hemp ornaments are made from Seima material, using Yasyu-asa hemp produced by Yoshihisa Omori,
a seventh-generation hemp farmer in Tochigi Prefecture.
Shining golden Seima is made in an elaborate process.
Hemp stalks about three meters tall are cut, boiled, dried, and fermented.
The skins are also peeled from the stalks to eliminate impurities.
Hemp ornament artist Mutsuko Minamii splits, braids, and knots Seima to finish it into a shape she has in mind.
She says that the power of an irresistible force puts her into a meditative state of mind when she faces hemp.
The hemp ornaments introduced here are products of collaboration between a hemp farmer and a hemp artist.